新教皇レオ14世の就任ミサ、一致と戦争終結を呼びかけ 最初の公式面会はゼレンスキー氏と

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新教皇レオ14世の就任ミサ、一致と戦争終結を呼びかけ 最初の公式面会はゼレンスキー氏と

ヴァチカン市国の聖ペトロ広場で18日、キリスト教カトリック教会の新教皇レオ14世の就任ミサが行われた。ミサの説教では一致を呼びかけるとともに、パレスチナ・ガザ地区やウクライナについて言及し、戦争終結を訴えた。

レオ14世はまた、「地球の資源」を搾取し、貧しい人々を疎外する経済システムを批判したほか、「独裁者への誘惑に決して屈することなく」統治するつもりだと述べた。

ミサには各国の政治家や王族が参列したほか、広場には約20万人が集まった。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、アメリカのJ・D・ヴァンス副大統領と握手をかわす姿も見られた。両氏が対面するのは、今年2月末にホワイトハウスで激しく口論して以来。

ゼレンスキー氏米メディアによると、ゼレンスキー氏とヴァンス副大統領、マルコ・ルビオ米国務長官はさらに同日、ローマのアメリカ大使公邸で会談した。

ローマ教皇庁(ヴァチカン)によると、レオ14世はミサの後、最初の公式面会をゼレンスキー氏と行った。

ゼレンスキー氏はソーシャルメディアで、ウクライナ東部イジューム近郊から持ち込まれた、重砲弾を保管する木箱の破片に描かれた聖母子像を教皇に贈ったと明らかにした。

イジュームは一時ロシアに占領されていたが、2022年9月にウクライナ軍によって奪還・解放された。